6月9日、オートキャンプ場内を全裸で徘徊したとして、米国・フロリダ州在住の男が逮捕された。男は、全裸になった理由について「フロリダ州にはヌーディストビーチがあるんだから、どこで全裸になろうと許されるべき」などといった趣旨の供述をしているという。
地元警察の発表によると、逮捕されたのはロルフ・ブラウン容疑者(73)。9日午後、フロリダ州レディ・レイクにあるオートキャンプ場「レクリエーションプランテーション・RVリゾート」付近で「全裸の男が歩いている」との通報があり、警察官が現場に急行。複数の目撃証言によると、ブラウン容疑者は自らの駐車スペース前を一糸まとわぬ姿で歩いていたという。
警察官がブラウン容疑者のものとみられるキャンピングカーの扉をノックしたところ、同容疑者は“Tシャツをパンツのように履いた”姿で応対。Tシャツの襟からは男性器がはみ出ていたという。拘束される際、ブラウン容疑者は冒頭で述べた謎理論をふりかざし抵抗したというが、ほどなくして公然わいせつと公務執行妨害の現行犯でお縄にかかることとなった。
確かに、フロリダ州マイアミ市のホーローバー公園内には、政府公認のヌーディストビーチが存在する。だが、言うまでもなく、このビーチ以外の場所で全裸になるのは違法だ。ましてや、ブラウン容疑者が逮捕されたオートキャンプ場は、同ビーチから約444kmも離れている。せっかくキャンピングカーを持っているのだから、長旅も可能だったはずだが…