7月4日、恋人の元カレを拳銃で殺害しようとした米国人の男が、誤って自分自身の股間を撃ち抜き病院に緊急搬送された。
地元警察の発表によると、事件が発生したのは米国・フロリダ州のウェストマイアミ。同州在住のリバン・ゲラ=プラド容疑者(37)は、路上で恋人の元カレに向かって拳銃を2度発砲したが、いずれも当たらなかったため逃走。その際、拳銃をポケットにしまおうとしたところ暴発し、自らの股間を撃ち抜いたという。
普通ならその場で昏倒しそうなものだが、驚くべきことにリバン容疑者はそれから彼女の住むアパートまで戻り、拳銃を廃棄してから駐車場へ向かい、そこで倒れているのが発見された。しかし、容疑者の気合いも虚しく、一部始終は監視カメラにしっかり録画されていたという。
地元警察の署長代理であるピート・デルガド氏によると、人口7000人程度のウェストマイアミで銃撃事件が起こるのは実に12年ぶり。米国の足立区とも言われるフロリダ州に、そんな平和な地区があったこと自体驚きであるが、犠牲者が出なかったのは不幸中の幸いだ。
リバン容疑者は銃火器の不法所持や殺人未遂などの罪に問われており、警察は本人の回復を待って捜査を進めるという。また、事件に恋人が関与しているか否かは明らかにはなっていない。