「ドラッグなんか絶対に入ってません」と書かれたポーチの中から大量のドラッグ発見 米・オレゴン州

ドラッグ
押収された所持品。左下に問題のポーチ(画像はPortland Police Bureau East Precinctより引用)

  米国・オレゴン州のポートランド市警は現地時間の9日夜、車両窃盗など複数の容疑で男女2名を逮捕したと発表。容疑者たちは、盗難車を運転していたところをパトカーに止められたといい、所持品からはフェンタニルや、メタンフェタミンなどのドラッグも10g以上発見されたという。

 アメリカではありふれた事件のようにも思えるが、ドラッグを入れていたと思われるポーチの表面に「Definitely Not a bag full of Drugs(ドラッグなんて絶対入ってません)」と書かれていたことで、SNS上ではツッコミが相次ぐこととなった。ポーチを買ったときはネタのつもりだったかもしれないが、まさか本当にネタを入れてしまうとは…

 なお、ジョークグッズとしては割と定番ネタらしく、似たような商品が多数見つかっている。

ググった結果

 余談だが、オレゴン州では2021年からコカインやヘロイン、フェンタニルといったハードドラッグの所持を、少量に限って非犯罪化していた。

 「非犯罪化」というのは、警察に見つかると罰金を科されるものの、指定された薬物治療ホットラインに連絡して支援を受けることで、罰金が免除されるという仕組みであった。もちろん、大量所持となれば話は別だし、製造や流通に関わった場合は重罪であることに変わりはなかった。

 この試みは「薬物中毒に対する革新的なアプローチ」と話題になったのだが、やはりというべきか、過剰摂取による死者が急増したため、州議会は方針を転換。2024年9月から施行された新法によって、少量の所持にも刑事罰が復活している。州の調査によると、罰金を科された人々のうち、実際にホットラインへ連絡した人はわずか4%だったという…


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ゼロ次郎

ゼロ次郎

2015年からライターとして活動。 得意ジャンルは国内外のB級ニュースや珍事件。 「実話ナックルズ」「サイゾー」「日刊SPA!」を中心に執筆中。

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